Appleは今年秋ごろに新型の「iPhone」を3種類リリースすると言われており、6.1インチのLCDパネルを搭載する「iPhone 9」、5.8インチのOLEDパネルを搭載する「iPhone XS」、そして最も大きなディスプレイを持つ6.5インチのOLEDパネルを搭載する「iPhone XS Plus」を発売する予定だと言われている。
その中のOLED(有機EL)パネルを搭載する2つのiPhone(iPhone XS、iPhone XS Plus)は、Appleのスタイラスペン「Apple Pencil」をサポートすると伝えられていたが、台湾からの最新の情報でも、これらの2つのモデルは「Apple Pencil」をサポートする可能性が高いようだ。
台湾メディアの經濟日報によると、「Apple Pencil」をサポートするiPhoneは、5.8インチと6.5インチの「iPhone XS」と「iPhone XS Plus」の2モデルになるといい、コストパフォーマンスを重要視した6.1インチのLCDパネルを搭載する「iPhone 9」はサポートされないようだ。
「Apple Pencil」は12.9インチの「iPad Pro」と一緒に2015年11月に発売されたAppleのスタイラスペンで、以降に発売されている「iPad Pro」は全てサポートされている。
正直なところiPhoneのようなスマホにスタイラスペン、ましてや「Apple Pencil」のようにサイズがあり、「Galaxy Note9」のようにスマホ内に格納できるわけでもないのであれば、態々サポートする必要がないのではないか、と思ってしまうが。
Appleの故Steve Jobs氏は2007年に最初の「iPhone」を発表したときに、誰がスタイラスペンを欲しがってるの?と、スタイラスペンでの入力を否定したことで有名だが、2018年のiPhoneはどういった形で「Apple Pencil」をサポートするのだろうか。
スマホでのスタイラスペン自体はSamsungの「Galaxy Note9」のようなNoteシリーズでの成功があるため、否定もしないし、便利に働く部分も多いと考えている。
しかしAppleが現在の「iPad Pro」に使用している「Apple Pencil」と同じサイズ感で「最新のiPhoneはApple Pencil対応!」と大きな声で言おうものならがっかりしてしまう。
現時点でAppleが「iPhone」用に最適化した「Apple Pencil」を開発中かどうかは不明だが、「Galaxy Note」シリーズを意識するのであれば、コンパクト化は必須だ。
「Apple Pencil」は2015年の発売以来、モデルチェンジ等は行われていない。
Appleが11年前のSteve Jobs氏の発言を意識しているかどうかは不明だが、少なくとも多くのユーザーにつつかれる話題になりそうだ。
[MacRumors]