Shadowはディスプレイとインターネット接続環境を備えたあらゆるデバイスをハイスペックなゲーミングPCにしてしまう。

これはバカでかいハイエンドPCを買わずともクラウドベースで十分な回線速度があれば最新のPCゲームを楽しむことができる新しい形なのだ。

 

Shadowはインターネットの回線速度がおよそ15Mbpsを超えると様々な種類のPCゲームを殆ど遅延なく遊ぶことができるという。

NVIDIAのグラフィックボードを搭載したBlade Shadow Cloud Streaming PCは1080p(144fps)4K(60fps)でゲームを遊ぶことができる。

もちろんディスプレイ側が対応していなければ本領を発揮することはできないが、それだけの潜在能力をクラウドサービスで行うことができるというのは中々に凄いものだ。

 

クラウド接続されたこのシステムはIntel Xeon 2620で稼働しており、Xeon 2620には12GBのRAMに256GBのストレージ、そして8つのスレッドが用意されている。

グラフィックボードには現在GTX 1080とQuadro P5000の組み合わせを使用しているようだ。

 

これらのスペックのゲーミングPCを組もうとすると20万じゃ効かないだろう。

 

Shadowは何時でもプレイしたいゲームを遅延なく遊ぶことができる、新しいクラウドストリーミングサービスであると開発チームは言っている。

今後このようなサービスが更にブラッシュアップされ、ハイエンドゲーミングPCやコンシューマー機器等の大きな筐体を持つことなく、クラウドサービスを用いる形ができてくるのかなと思うと楽しみで仕方がない。

クラウドで十分なサービスを提供することができるようになれば企業にとってもユーザーにとってもメリットは大きいはずだ。

企業側の開発費はバカにならないだろうが。

 

Blade Shadow Cloud Streaming PCは今のところアメリカを始め6カ国でのみ利用することができ、ハードウェアの購入以外にもレンタルするという方法もあるようだ。

日本では直ぐに利用できるサービスではないが、一応予約は140ドル(約15,000円)から受けているようだ。

 

新しいクラウドサービスの先駆けとしてShadowの活躍を見てみたいと思う。

この記事が気に入ったら
フォローしよう !

最新情報をお届け!